特発性てんかん発作を持っているワンちゃんとのお出かけについて
夏休みも中盤に入りました。まだまだ暑いですが、これからワンちゃんと一緒にレジャーを楽しまれる方も多いと思います。今回は特発性てんかん発作を持っているワンちゃんとお出かけする時に気をつけて頂きたいことについてお話ししたいと思います。特発性てんかん発作とは「 脳に腫瘍、炎症、水頭症、脳血管障害などの病変がない」タイプのてんかん発作です。お薬でコントロールができている場合は、普通のワンちゃんとほぼ同じ生活が可能です。ところが、普段は発作の頻度が数ヶ月に 1 回とか、 1 年に 1 回あるかないかレベルのワンちゃんでもたまたま旅行先で発作が出てしまう場合があり、これを予想することは困難です。今回は夏休みにてんかん発作を持ったワンちゃんと遊びに行く時の注意点を挙げてみました。 1. 旅行中でも必ずいつものお薬を持参し、いつも通り服用しましょう! 最近は発作もなく元気なので1、 2 日くらい薬を飲ませなくても大丈夫!と考えるかもしれません。しかし、どの薬にも「半減期」というものがあります。「半減期」というのは血液中に入ったお薬が代謝や排泄などによって濃度が半分になるまでにかかる時間のことです。例えば、「この薬は半減期が短いものです」と言われたらお薬が体の中で早く代謝・排泄されてしまう=お薬の効き目が短いことを意味します。お薬も 1 日 2 回のものや 1 回のものもありますが、これらは半減期のことも考慮されています。よって、今まではきちんとお薬を飲んでいたことで、体の中の成分は常に一定量を維持し、発作をコントロールしていたのに、 1 日飲まなかったことでその状態が崩れ、お薬の濃度が低くなり、発作を起こしてしまうことがあります。 2. 海や川などには入らないようにしましょう! また、目の届かないエリアで自由に散歩 させ るのはやめましょう! 海や河原でのキャンプ、水遊びが大好きなワンちゃんは多いですよね。でも、浅いところだから、と思ってうっかり目を離したら深いところまで進んでいたりすることがあります。そんな場所でてんかん発作が起こったり、浅いところでも発作が起きて鼻と口が水に浸かってしまったら溺れてしまいます。飼い主さんもリラックスモードやお酒が入ってしまうと気が緩んでワンちゃんから目...