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神経科に来院するワンちゃん、ネコちゃんはどんな症状で来るの?

  「動物の神経科」と聞いてもどんな時に行くべきところなのか今一つピンとこない飼い主さんも多いと思います。今回は神経科に来院するワンちゃん、ネコちゃんはどんな症状で来院されているのかについてお話ししたいと思います。人の医療においても「神経科」というのはそれほど身近な診療科ではないと思います。動物ならなおさら…、と思いがちですが意外にそうではありません。皆さんのワンちゃん、ネコちゃんでこのような症状を見たことはありませんか? ・突然、立てなくなった、歩けなくなった。または一時的にそうなったけれど数日で良くなった。 ・最近、つまずくことが多くなった、歩き方がおかしい。 ・抱っこをするとキャンと鳴く、体を触ると痛がる、過敏に反応することがある。 ・今まで登れていたソファーやキャットタワーなどに登らなくなった、または登れなくなった。 ・首が傾いている。 ・最近、ぐるぐる回る(旋回)ようになった。 ・目が揺らいでいる ・壁や物にぶつかるようになった。 ・突然、倒れて手足をバタバタしている、または以前にそうなったことがある。 ・体の一部がぴくぴくすることがある。 ・体全体が震える。 ・ごはんやお水がうまく食べたり飲めたりができなくなっている気がする。 ・性格や行動が変わってきた。 ・ぼんやりしていることや寝ていることが多くなった気がする。…など これらはいずれも神経疾患の可能性があります。 もちろん神経疾患ではなく、骨折、脱臼などの整形外科疾患や、心臓、血管に問題がある循環器疾患、メンタルの問題による行動異常などが原因である場合もあります。しかし、動物は言葉が話せませんので、飼い主さんや獣医師が動物の異常を察知し、診察や検査をすることで診断・治療を進めていく必要があります。たまきペットクリニック神経科では神経疾患の診療はもちろんですが、そうではなかった場合でもその状況に適した診療科を受診できるお手伝いをさせて頂きます。「うちの子は神経科を受診した方が良いの?」と思われましたら、お気軽にご相談下さい。 たまきペットクリニック 神経科担当獣医師 大内 詠子  

特発性てんかん発作を持っているワンちゃんとのお出かけについて 

    夏休みも中盤に入りました。まだまだ暑いですが、これからワンちゃんと一緒にレジャーを楽しまれる方も多いと思います。今回は特発性てんかん発作を持っているワンちゃんとお出かけする時に気をつけて頂きたいことについてお話ししたいと思います。特発性てんかん発作とは「 脳に腫瘍、炎症、水頭症、脳血管障害などの病変がない」タイプのてんかん発作です。お薬でコントロールができている場合は、普通のワンちゃんとほぼ同じ生活が可能です。ところが、普段は発作の頻度が数ヶ月に 1 回とか、 1 年に 1 回あるかないかレベルのワンちゃんでもたまたま旅行先で発作が出てしまう場合があり、これを予想することは困難です。今回は夏休みにてんかん発作を持ったワンちゃんと遊びに行く時の注意点を挙げてみました。   1.   旅行中でも必ずいつものお薬を持参し、いつも通り服用しましょう! 最近は発作もなく元気なので1、 2 日くらい薬を飲ませなくても大丈夫!と考えるかもしれません。しかし、どの薬にも「半減期」というものがあります。「半減期」というのは血液中に入ったお薬が代謝や排泄などによって濃度が半分になるまでにかかる時間のことです。例えば、「この薬は半減期が短いものです」と言われたらお薬が体の中で早く代謝・排泄されてしまう=お薬の効き目が短いことを意味します。お薬も 1 日 2 回のものや 1 回のものもありますが、これらは半減期のことも考慮されています。よって、今まではきちんとお薬を飲んでいたことで、体の中の成分は常に一定量を維持し、発作をコントロールしていたのに、 1 日飲まなかったことでその状態が崩れ、お薬の濃度が低くなり、発作を起こしてしまうことがあります。   2.   海や川などには入らないようにしましょう! また、目の届かないエリアで自由に散歩 させ るのはやめましょう! 海や河原でのキャンプ、水遊びが大好きなワンちゃんは多いですよね。でも、浅いところだから、と思ってうっかり目を離したら深いところまで進んでいたりすることがあります。そんな場所でてんかん発作が起こったり、浅いところでも発作が起きて鼻と口が水に浸かってしまったら溺れてしまいます。飼い主さんもリラックスモードやお酒が入ってしまうと気が緩んでワンちゃんから目...